You dont have javascript enabled! Please enable it!
Ecosystem

ジェノア、ありがとうございました – 第6回 FIWARE Summit を振り返って

イタリアのジェノアで開催された第6回 FIWARE Summit は終了しました。成功したイベントを振り返って、FIWARE コミュニティ全体に感謝の意を表します。5月21日と22日には、485人の参加者がありました。第5回 FIWARE Global Summit のために、コミュニティ・メンバ、そしてイタリアのエコシステムからの主要なプレーヤーが、ポルト・アンティコの歴史的なコットン倉庫の中にあるジェノア会議センターに集まりました。イベントを現実のものにするために村 (または、この場合は市) が本当に必要になることがあります。そのため、FIWARE Foundation は、継続的なサポートに対し、City of Genoa (ジェノア市)だけでなく、プラチナ会員とイベントのプレミアム・スポンサである、Engineering Ingegneria Informatica SpA にも引き続き感謝の意を表します。

イノベーションと破壊的ソリューション

Summit の開会はジェノア市長 Marco Bucci (マルコ・ブッチ) 氏に他なりませんでした。Bucci 氏は以前、”テクノロジーはその産業的・文化的歴史を通して [ジェノア] のアイデンティティの一部である” と述べています。同氏はまた、”同市は会議、交流、および専門家、起業家、開発者の間での知識交換の機会を促進するように設計されたイベントを開催できることを特に喜んでいる” と付け加えました。

アクション満載の2日間に、114人のスピーカーが彼らのプロジェクト、FIWARE を基盤としたプラットフォーム、ソリューションを発表し、そして FIWARE テクノロジの動向と最新の開発について議論するためにステージを踏みました。初日は、スマート・インダストリスマート・アグリフードスマート・シティ、そしてFIWARE iHubs Network の分野に焦点を絞ったさまざまなトラックによるカンファレンス・スタイルのセット・アップから構成されていました。また、終日の 開発者トラックと Connecting Europe Facility (CEF) のワークショップがあり、どちらも会議と並行して開催されました。

興味深いトピックとしては、FIWARE コミュニティを統合および拡大するための FIWARE Digital Innovation Hubs の役割、アグリフード・アプリケーション統合のオープン・スタンダードとしての FIWARE、欧州共通データ・スペース (Common European Data Space) に移行するための (非) 技術的課題、および FIWARE テクノロジのコンテキスト、およびスマート・シティを需要側と提供側の両方から見たものです。

2日目に、実際のユース・ケースに焦点が移り、 スマート・エネルギ・トラックが初登場し、いくつかの興味深いクロストピック・セッションがミックスして実施されました。2018年にマラガで開催された Global Summit で最初に紹介されたブロックチェーンAI、および Data Usage Control に関するセッションは、テクノロジーのトレンド・トピックがどのように FIWARE ロードマップに統合されているかを参加者に示すことを目的としました。

2日間のイベントで発表された内容の一部を再検討するために、FIWARE Slideshare  にスピーカーのプレゼンテーションをアップロードします。イベントの写真はこちらにあります。

FIWARE のためのワンストップ・ショップ

すべての FIWARE Summit と同様に、展示エリアは間違いなくイベントのハイライトの1つです。コミュニティ・メンバにとっては、自社の製品、ソリューション、および FIWARE 対応の IoT デバイスを世界に紹介する絶好の機会です。出席者にとって、それは FIWARE 周辺の既存の商用製品に慣れるのに最適な場所です。プラチナ・パートナーである Engineering は、合計8つのブースを代表していました。 European Data IncubatorData Market ServicesNEC, the University of GenoaSnap4CityStoneOne AGTeamDevUniversity of Genoa がブース出展しました。

また展示エリアには、FIWARE を採用し、それに貢献する開発者、企業、そして都市のグローバル・コミュニティを成長させる上で基本的な役割を果たす多数の FIWARE iHub がありました。このため、これは地域の iHub と話す絶好の機会でした: FIWARE Zone (スペイン・セビリア/マラガ),FIWARE Rioja (スペイン・ログローニョ), Future City iHub (オランダ・アメルスフォールト), FIWARE Innova iHub (イタリア・ペルージャ), UDG FIWARE iHub Western Switzerland (スイス・ジュネーブ) および Detecon FIWARE iHub (ドイツ・ケルン)

Open Innovation City Hackathon 2019

Summit の閉会式では、Open Innovation City Hackathon の受賞者の発表も行われました。3つの課題 (ブルー・エコノミーシルバー・エコノミー、そしてハイテク) からなるハッカソンの目的は、ジェノアの発展、回復力、そして持続可能性、そして市民の幸福を支え、さらに発展させる革新的なプロジェクトを創り出すことでした。

モデレーターの Lanfranco Marasso 氏 (スマート・シティ・プログラム・ディレクター、Engineering Ingegneria Informatica SpA), Giancarlo Vinacci 氏 (経済開発評議会メンバー、ジェノア市) および Lucia Schifano 氏 (公務員、リグーリア地方) が各カテゴリーの受賞者に表彰を提示するためにステージを踏みました。

‘See from Sea’ (Antonino Galletta, Alessio Catafalmo, Valeria Lukaj, and Francesco Martella) が ブルー・エコノミー・チャレンジで優勝しました。‘Connettiamoci’ (Teodora Trapani, Martina Silani) がシルバー・エコノミー賞を受賞しました。Hi-Tech は Mohamad Alameh と Hassan Mokalled の ‘ICARP’ プロジェクトで受賞しました。Scuola don Bosco からの4人の学生が、Hackathon4School の優勝プロジェクトである ‘On the Boat’ を発表するためにステージに立ちました。ステークホルダー賞は ‘SilverCity’ プロジェクト (Sara Martino, Carlo Adornetto, Gloria Sardo, Gaia Stefanelli) によって獲得されました。最後に、‘GoSport’ は、エンジニアリングによって授与された特別な Hackathon4School 賞 (新しい自転車の景品) を受賞しました。

真のスマートな未来のためのスケールアップ

2019年10月23日と24日に、FIWARE Global Summit は、Smart Country Convention と共同で、FIWARE Foundation が本部を置くベルリンに向かいます。イベント、その議題、参加方法、チケットの確保についての詳細は、こちらをご覧ください。

※本記事は、fiware.org の 以下の記事を翻訳・編集したものです。
PUBLISHED IN MAY 27, 2019
GRAZIE MILLE, GENOVA A LOOK BACK ON THE 6TH FIWARE SUMMIT
https://www.fiware.org/2019/05/27/grazie-mille-genova-a-look-back-on-the-6th-fiware-summit/

イタリアで初めて開催されたFIWARE Global Summit 2019はジェノアで成功裏に終了しました 欧州の IT エコシステムのコラボレーションの成果である FIWARE オープンソース・プラットフォームは、ますます世界的なベン...
FIWARE Summithttps://www.letsfiware.jp/15-memorable-takeaways-from-the-fiware-glo...
error: Alert: Content is protected !!