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Tech

FIWARE Tour Guide App のセットアップ

FIWARE Tour Guide App は、数個の Docker イメージと、コマンドライン・アプリケーションで構成されています。FIWARE Tour Guide App のドキュメントに環境のセットアップが記載されていますが、この記事では、App を確実に動作させるために、環境構築手順を具体的に紹介します。

まず、FIWARE Tour Guide App に環境のセットアップするためには、Linux OS が必要です。Ubuntu 16.04 を仮想マシンにインストールして、Appが正しく動作することを確認しました。CentOS 7 ではコマンドライン・アプリケーションでエラーが発生しました。スクリプトを修正することで正常に動作することを確認できました。

この記事では、Ubuntu 16.04 への環境構築を紹介します。まず、仮想マシン等に Ubuntu 16.04 が動作する環境を用意してください。フロントエンド・アプリケーションで、Web ブラウザを使用するため、デスクトップ環境をインストールするか、MobaXterm 等の X サーバが利用できる環境を準備してください。

1. Docker エンジンと Docker Compose をインストールして、動作していることを確認してください。

2. Toue Guide App のソースコードを Github からクローンして、tour-guide コマンドの check オープションで必要なプログラムがインストールされていることを確認してください。

3. docker-compse を使って、コンテナ群を起動してください。初回は Docker HUB からコンテナ・イメージをダウンロードするため、少し時間がかかります。”Starting” メッセージのあと、少し時間をおいて、”docker ps” を実行しコンテナ群が稼働していることを確認してください。

4. コンテナ名と IP アドレスを /etc/hosts に追加します。”sudo ./tour-guide configure hosts -m” の実行で、/etc/hosts が更新されます。

5. 最後に、Tour Guide App が正常に稼働したことを確認するため、Orion Context Broker にリクエストを投げて、バージョン情報を確認してみましょう。以下のような応答があれば正常です。

以上で環境構築は終了です。コンテキスト情報の管理の章から、FIWARE を実機で体験してください。

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