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ETSI CIMグループがスマート・シティにおけるコンテキスト情報交換のための全機能仕様を発表

2019年1月24日に ETSI ISG CIM が、NGSI-LD の全機能仕様 (Full-feature specification) を発表しました。

*ISG : Industry Specification Group
*CIM : ontext Information Management

ETSI CIMグループがスマート・シティにおけるコンテキスト情報交換のための全機能仕様を発表

ソフィア・アンティポリス, 2019年1月24日

分野横断的なコンテキスト情報管理のための ETSI 業界仕様グループ (ISG CIM) は、NGC-LD API、特にスマート・シティ・アプリケーションと政府サービスを対象とした主な仕様 GS CIM 009 (GR CIM 002で利用可能なユースケース) をリリースしました。

これは、2018年4月に行われた予備リリースに関する業界からのフィードバックを含む、2年間の作業の成果です。”NGSI-LD” という名称は、Open Mobile Alliance によるハイ・レベル NGSI インタフェースの定義と Linked Data コミュニティからの進歩を表したものです。

プラットフォーム間でデータを利用するためのデータモデルおよび API 標準の解釈における課題のため、収集された大量のデータが活用されることはありません。NGSI-LD は、Linked Data コミュニティと共に、多数の FIWARE NGSIv2 プロジェクトに関連する開発者コミュニティの経験を活用して、この新しい ETSI 仕様の当然の早期採用者として両方をターゲットにしています。

NGSI-LD API 仕様は、プロパティ・グラフと呼ばれるグラフ・データベースの広範なデータモデルに基づいて構築されているため、人、都市の境界、建物、部屋、車、機器などのあらゆる種類の “モノ” (things) とそれらの関係を簡単に参照および記述できます。これまで、スマート・パーキングなどの典型的なスマート・シティの用途では、利用可能な駐車スペースのある駐車場にドライバーを誘導することができましたが、”自動車 X は美病院 X に属している” や “病院 X の車両は緊急サービス用駐車スペースを利用できる” などの関係は、現在、新しいアプリケーション間ですばやく共有することが難しい独自のプロパティを使用しています。NGSI-LD は、クロス・ドメイン共有を可能にし、プライバシー (GDPR)、セキュリティ、またはライセンスに関する懸念に基づいて制限を容易にするように設計されています。

ETSI ISG CIM の議長である Lindsay Frost 博士は、次のように述べています。『NGSI-LD API は、市民向けの多数の都市サービスにまたがって既存のデータベースを “接着” するために使用されます。NGSI-LD は、EIP-SCC-01 Lighthouse や SynchroniCity プロジェクトなど、すでに多くの EC の研究およびイノベーション・プログラムによって参照されています。スマート・アグリカルチャーとスマート・インダストリーにおける新しいユースケースは開発中です』

新しい仕様では、多くの開発者には非常によく知られているシリアライゼーション・フォーマット (JSON-LD) を使用してデータを送信またはリクエストする簡単な方法が定義されているため、迅速な採用が促進されます。重要な機能は、データと、そのデータの意味、関係、情報源またはライセンスなどのコンテキストが一緒に送信されることです。このアプローチでは、多くの標準化団体との多国籍共同作業で進行中のモノやサービスに関する用語のマッチングに関する作業を直接再利用できます。NGSI-LD と既存の oneM2M プラットフォームおよび標準との相互作用はすでに部分的に可能であり、将来のリリースでさらに洗練されるでしょう。

『市の代表として、この新しい NGSI-LD をボルドーでまもなく試す機会があるでしょう。H2020 Synchronicity Large Scale Pilot の枠内で開始された Open Call のおかげで、私たちは地元のスタートアップへのデータ・アクセスを提供します。oneM2M 準拠のスマート・シティ・アーキテクチャとともに NGSI-LD の最初の実装となるでしょう』と、ETSI ISG CIM の副議長であり、フランスのボルドーでスマート・シティ・プロジェクトのリーダーを務める Christophe Colinet 氏は述べています。

※本記事は、ETSI の 以下の記事を引用・翻訳・編集したものです。
ETSI CIM GROUP RELEASES FULL-FEATURE SPECIFICATION FOR CONTEXT INFORMATION EXCHANGE IN SMART CITIES
Sophia Antipolis, 24 January 2019
https://www.etsi.org/newsroom/press-releases/1519-2019-01-etsi-cim-group-releases-full-feature-specification-for-context-information-exchange-in-smart-cities

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